こんにちは。せりざわさんです。
今回、DP-900(Microsoft Azure Data Fundamentals)に合格しましたので、合格までの道のりを書いていきたいと思います。
これから受験する予定の方、興味のある方の参考になると嬉しいです。
他に、私が取得してきたMicrosoft認定資格の合格体験記も合わせて載せておきます。
今回で5つ目の取得となります。
Fundamentalsの資格も残りは3つとなりました。
Microsoft認定資格の変化
定番とされるFundamentals資格について検索すると大体出てくる
【無料受験】のワード。
実は、Microsoft認定の資格は無料セミナー【Microsoft Virtual Training】を受講することで無料で受験が可能となるバウチャーを獲得できました。
しかし、昨年(2023年)の5月から、受講特典のバウチャーが廃止となり現在は無料での受験はできなくなりました。
また、Fundamentals資格には影響はありませんが、Fundamentals以降の上位資格は無期限資格ではなくなり有効期限有りの資格となりました。
資格の期限は取得から1年間で、有効期限の6ヶ月前から無料で更新用の受験を行うことができるそうです。
ベンダー資格らしくなってきたという感じですね。
そもそもDP-900って何?
DP-900は、MicrosoftのクラウドサービスであるMicrosoft Azureに関する認定試験の事で
DP-900では、データを取り扱うデータエンジニアリングに関する知識やスキルを問う試験です。
SQLServerやOLTP/OLAP、データ分析からデータの概念などクラウド内で扱われるデータに関しての内容が含まれます。
公式には下記のように記載されております。
・リレーショナル及び非リレーショナルデータの概念
・トランザクションや分析など様々な種類のデータワークロード
試験の詳細に関してはMicrosoftの公式サイトに掲載されていますのでご確認ください。
→ 試験 DP-900: Microsoft Azure のデータの基礎
DP-900の難易度
DP-900は先程から書いておりますが、正式名称は【Azure Data Fundamentals 】といいます。
【Fundamentals】というのは、初心者を対象としている試験の意味があり、この資格ではクラウド内でデータを扱い始めた人を対象としています。
データベース経験が少なくても取れる資格とはなっていますが、IT初心者には良い難易度の試験だと思います。
試験の詳細
・試験の方式
試験は、指定の会場でパソコンにて行う【選択式】の試験です。
選択式には複数選択も出題されます。
また、一部問題は画像の中から選択する操作方法を問う問題も出題されました。
・合格ライン
1000点満点中700点以上で合格で問題数は約40問とされています。
私が受験したときは
・受験料
受験料は12500円(税抜き)です。
無料受験のバウチャーもなくなったのでお高めですね。
・試験の範囲(※2024年2月)
・データの主要概念を説明する(25-30%)
・Azure上のリレーショナルデータの考慮事項を特定する(20-25%)
・Azure上の非リレーショナルデータの操作考慮事項について説明する(15-20%)
・Azure上での分析ワークロードについて説明する(25-30%)
試験の詳細に関しては、Microsoftの公式ページをご確認ください。
→ 試験 DP-900: Microsoft Azure のデータの基礎
試験範囲は変更される場合もありますので、公式サイトの内容は必ずチェックしましょう。
受験理由と全体条件
きっかけとなったのは、過去に取得しているAZ-900です。
AZ-900を取得した段階で、続けてAzure資格を取得しようとしていたのですが、次に選んだのはAzureのAI資格のAI-900だったのもあって、この資格は後にしてました。
また、DP-900を取得すればFundamentals資格のAzure資格は完了し
AZ-900、AI-900に関連する内容も含まれる事から取得しやすいと考えました。
前提条件としては、プロフィールにも記載してますが、芸術系大学卒でIT・クラウドは全くの初心者です。
普通に大学の授業や義務教育でPCやアプリケーションは触ったことあるよレベルです。
資格としては、先に記載したMicrosoft資格を複数取得してます。
勉強方法
今回はUdemyだけで勉強をしました。
過去にも活用していて、便利で自分の弱点を把握しやすいのでおすすめです。
今回は下記の問題集を購入しました。
→ DP-900 Azure Data Fundamentals 模擬問題集
問題の解説、問題シャッフル機能、回答のシャッフル機能も含まれていて勉強しやすかったです。
問題数も210問ほどありますし、実際の試験に近い形で学習できました。
しかし、実際に試験を受けてみて思ったのはこの問題集だけでの合格は少々不安の残る結果でした。
問題の傾向としては【演習テスト4:模擬試験4】の内容が多く出題される感じで、模擬試験1-3の内容は基礎の学習や問題の読解には役に立ちますが、出題傾向的には少ない感じでした。
MicrosoftLearnやVirtualTrainingも併用したほうがやはり安心ですね。
勉強期間
勉強期間は2週間ほどで、時間的には20時間行かないくらいでした。
ひたすら問題集を解いて、分からないワードは検索するの繰り返しです。
試験当日
試験日当日は、15分前に指定の会場に到着するように事前に指示されます。
理由としては、デジタル署名の手続きをしたり、写真撮影があったりと試験前の手続きが発生するためです。
持ち物は、政府発行の顔写真入りの身分証明書があれば問題ないので、免許証やマイナンバーカードが1枚あれば問題ないです。
上記をお持ちでない方も指定の組み合わせの証明書2点でクリアできるので公式サイトをご確認ください。
→ 試験に必要な本人確認書類に関して
手続き後、試験の実施となります。
今回は44問でした。
しかし、大問としての44問であり、中に問題が3問含まれる内容もあったので実際は50問以上あったと思います。
解き終わったら、試験終了のボタンを押した瞬間に採点がされ、合否が画面にでます。
今回は、合格点ギリギリでの合格となり、回答の手応えと点数が一致しなかったので、結果を見てちょっとドキッとしました。
試験後は、受付にて終了したことを伝え、替え玉受験などがないかを確認するためデジタル署名の照合を行います。
照合が完了すると試験結果のレポートを渡されて受験完了となります。
まとめ
・DP-900はAzureやクラウドでデータを扱う人におすすめの資格
・勉強は問題集だけでなく、セミナー(VirtualTraining)や公式サイト(MicrosoftLearn)を利用すると尚も良い
・Azureのサービスが多すぎて覚えるのが大変
・当日は余裕をもって会場に入ること
・問題集だけでは安心できない資格
・実際の試験と問題集の違いには要注意
また、新たに資格を取得したら報告したいと思います。
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