こんにちは。せりざわさんです。
今回、PL-900(Microsoft Power Platform Fundamentals) に合格しましたので、合格までの道のりを書いていきたいと思います。
これから受験をする予定の方、興味のある方の参考になると嬉しいです。
他に、私が取得してきたMicrosoft認定資格の合格体験記も合わせて載せておきます。
今回で4つ目の取得ですね!
あと、同じFundamentalsで取るとしたら2つくらいでしょうか?
Microsoft認定資格に変化
定番とされてきた方法や、認定に変更があったようです。
まず、過去の記事やネットで調べると頭に出てくる【無料受験】の話。
これは、Microsoftが主催する、無料のセミナー【Microsoft Virtual Training】に参加すると無料で受験できるバウチャーが獲得できるというものでした。
しかし、2023年の5月あたりから、受講特典として配布されていた、バウチャー配布は終了したようです。
Microsoft Virtual Training 自体は、受験するにあたって、最初に受講する分にはかなりいいものなのですが、無料バウチャーも貰えて一石二鳥みたいな点が強くあったので、お得感は減ったという感じですね。
2日に渡って開催されて、計3-4時間はかかるセミナーなので、今後は受ける受けないの判断基準が変わりそうです。
また、これは1.2年前に変更があったようですが、Microsoft認定資格(MCP資格)に有効期限が発生し、更新が必要となりました。
今回や過去にも書いている【Fundamentals】は無期限のようですが、今後上位資格を取得していくと特定の期間で、一斉に更新の必要が出てくる可能性があるので注意が必要そうです。
(資格の有効期限が1年なので、取得した月が近いとか、同じ年に取得したとかで)
資格自体、計画的に行っていくものですので、あえて言うことでもないとは思いますが、更新が発生することを考えて計画的に取得していきましょう。
ちなみに、更新時の試験は【持ち込み可】となっており、有効期限の6ヶ月前から【無料受験】ができるようです。
今後は、上記の内容を抑えた上で取得していきましょう。
そもそもPL-900って何?
M365のサービスの中にある【Power Platform】に関する基礎試験です。
まだまだ、これから伸びていく領域の話で、あまり馴染みのない方のサービスだと思いますので
Fundamentals資格の方でもあまり人気が無いです。
PowerPlatformを構成する4つのサービスに関して、幅広く問われる試験となっていて
プログラミング知識がなくても業務効率化や自動化、アプリ作成、分析、チャットボットからAIまでが扱えるという、近年の【DX推進】という中で候補の1つとして上がるサービスなので、DXに関わる人からすると、興味のある資格なのかもしれませんね。
試験の構成は下記となっています。
・Microsoft Power Platform のビジネス価値を説明する(20-25%)
・Microsoft Power Platform の基本コンポーネントを特定する (10-15%)
・Power BI の機能を実証する (10-15%)
・Power Apps の機能を実証する (20-25%)
・Power Automate の機能を実証する (15-20%)
・補完的な Microsoft Power Platform ソリューションを説明する (15-20%)
(2023年8月10日現在)
見ての通り、幅広く問うてくるのはわかると思います。
今後、伸びてくると試験内容の更新頻度も増えてくると思いますので、受験前には公式ページの内容に目を通すと良いと思います。
試験の詳細に関して(公式) → 試験 PL-900: Microsoft Power Platform 基礎
PL-900の難易度
PL-900の正規名称は【Microsoft Power Platform Fundamentals】と言います。
【Power Platfrom】の資格と言うことは、もうわかっているとして
【Fundamentals】ってなんぞや?ってなった人はその通りです。
【Fundamentals】というのは、”基礎”の意味で、初心者を対象とした難易度の試験を示します。
機能を触ったことがない人から、どんなサービスなのかを知りたい人、興味のある人に向けた入門向けの試験となります。
実際にこれから利用していく側、製品の営業を行う側、どちらが取ってもいい資格だと思います。
試験の詳細
・試験の方式
試験は、指定の会場でパソコンにて行う【選択式】の試験です。
選択肢には、複数選択・キーワードの移動して穴埋めをする問題も出題されます。
・合格ライン
1000点満点中700点以上で合格で、問題数は約40問となっています。
試験時間は65分とアナウンスされていますが、試験を開始時のアナウンスでは【45分】なっていたので注意。
私が受験したときは、36問出題されました。
・受験料
受験料は、お高めで13750円(税込み)です。
過去は【Microsoft Virtual Training Days】に参加することで無料受験が可能でしたが、上記に書いたように、現在は廃止されております。
・試験範囲
こちらは、先程も書きましたが
・Microsoft Power Platform のビジネス価値を説明する(20-25%)
・Microsoft Power Platform の基本コンポーネントを特定する (10-15%)
・Power BI の機能を実証する (10-15%)
・Power Apps の機能を実証する (20-25%)
・Power Automate の機能を実証する (15-20%)
・補完的な Microsoft Power Platform ソリューションを説明する (15-20%)
試験の詳細に関して(公式) → 試験 PL-900: Microsoft Power Platform 基礎
試験範囲は不定期に変更されるので、公式サイトの内容は受験前にかならずチェックしましょう。
受験理由と前提条件
受験のきっかけになったのは、この前に取得したAI-900とDX。
【AI】と【DX】という2つのトレンドを意識した資格取得となります。
AI-900を理由には上げていますが、AIに関する問題はほぼ出ないに等しいレベルでしたので、AI-900は理由というには薄い感じもしますが・・・・
あとは、Fundamentals資格の全取得を目標に学習を進めているところもあるので、その過程の1つという感じですね。
前提条件としては、プロフィールに記載してある通りで
芸術系大学卒で、IT・クラウドは全くの初心者。
普通に大学の授業や義務教育でPCやアプリケーションを触ったことあるよレベルです。
あとは、同じMicrosoft認定資格として【MS-900】【AZ-900】【AI-900】を取得済みというところでしょうか。
そういった意味では、Microsoftにおいてのクラウドというのはすこし知識があるかもしれないですね。
勉強方法
PL-900は、残念ながらあまり人気のある資格ではないので、豊富に参考書があるものではないです。
まずは、やはり公式からと言うことで、Microsoftのラーニングパスを利用しました。
試験範囲は当然網羅されているので、試験の感じやPowerPlatformは何なのか?を理解するのには良いと思います。
Microsoft Learn : PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals
こちらで、内容を頭に入れたところでUdemyで問題集を利用しました。
ただ、Udemyでも問題集は少なく、解説がない問題集で、過去のMicrosoft認定資格としては、勉強はしにくいという印象でした。
今回利用した問題集はこちらです。
試験対策!Microsoft PL-900 模擬試験問題 ※日本語対応
PL-900(Microsoft Power Platform 基礎) 模擬問題集※日本語版
実際に試験に出題される、マウスでドラックする系の問題や、1つの問題の中に複数問題が含まれているタイプの問題はできませんが、試験の感じを掴む事や、問題傾向を把握するのには十分でした。
しかし、解説が無い問題集になるので、これだけでは完結できず、自分で調べる事の方が勉強に繋がった感じでした。
(当然ちゃ、当然ではあるんですけど・・・)
ただ、何がわかっていないのかは明確にできるので、調べるきっかけとしても良いと思います。
勉強期間は1週間程度でした。
試験当日
試験日の当日は、15分前に指定の会場に到着するように指示されます。
理由としては、デジタル署名の手続きをしたり、写真撮影があったりと試験前の手続きが発生するためです。
持ち物は、政府発行の顔写真入りの身分証明書があれば問題ないので、免許証やマイナンバーカードが1枚あれば問題ないです。
上記をお持ちでない方も指定の組み合わせの証明書2点でクリアできるので公式サイトをご確認ください。
→ 試験に必要な本人確認書類に関して
手続き後、試験の実施となります。
試験自体は、そこまで難しくなく見直しも含めて20分くらいで終わりました。
試験後は、受付にて終了したことを伝え、替え玉受験などがないかを確認するためデジタル署名の照合を行います。
照合が完了すると試験結果のレポートを渡されて受験完了となります。
まとめ
・PL-900は、Microsoft Power Platform のサービスに関する試験
・難易度は初級
・勉強期間は7日間程度
・参考書が少なく、勉強はしにくい資格
・何がわからないかを明確化することの大切さ