こんにちは、せりざわさんです。
私が、通っていた医療脱毛クリニック 【ウルフクリニック】で消費者トラブルに巻き込まれたので
その事を書いていきたいと思います。
消費者トラブルのニュースはよく聞きますが、誰もが言うように【まさか自分が・・・】というのは本当なのですね。
そして【よくよく思えば・・・】とか【言われてみれば・・・】というところも当然あります。
メンズの医療脱毛はまだまだ流行りだしのところでもあり、これから主流、興味を持つ方のために
1例として残したいと思います。
1から書いていきますので、トラブルに対して、どのように対処したのかのみを知りたい人などは、飛ばし飛ばしお読みいただければと思います。
これまで書いてきた、ウルフクリニック関連の記事はこちらです。
ちなみに、私はサービスには満足しており、世間から批判を浴びるほど酷いクリニックだったとは思っていません。
※あくまでもサービスであって、使用している機械、契約医師、書類などは酷いとは思います。
それと、トラブルに対しての対応は【最悪】だと思っていますし、それは世間から批判を浴びるのは当然だと思っています。
契約し通っていた私に対しては、いろいろ思うことはあるとは思いますが、あくまでも私は上記の立場であった事は、認識していただけると幸いです。
通い始めたきっかけ
こちらは、過去に書いた記事にもあるので、重複するところはあるのですが
通い始めたきっかけは、自身の【コンプレックス】にありました。
学生時代から毛が濃いことを悩んでおりました。
特に下半身が濃かったので、半ズボンなどを履くことに抵抗があり、体育とか学校行事の時は特に悩みました。
また、肌トラブルも併発することが多く、剃るのには注意が必要で、剃れば解決するという問題もありませんでした。
そこで、永久脱毛というものがあることを知るわけですが、当時は【痛い】【高額】で有名で、芸能人が裏で苦労してやっているという認識が一般的で、【脱毛サロン】のようなポピュラーなものではありませんでした。
しかし、技術の進歩や、SNSの発展やコロナの蔓延を気に【見た目】【健康】【美意識】を意識する人が増え、家庭用脱毛器が登場したのを気に、ブームになり、どんどん通いやすくなって行きました。
このように、時代の後押しもあって、価格帯が下がってきて、痛みも減ってきたことから
ついに機会がやってきたと、思い切って契約をしました。
クリニック選択のきっかけ(なぜ、ウルフクリニックを選んだのか)
脱毛は【ポピュラー】なものになってきたとは言っても
電車や街中で見る広告は【実質】【月額】といったものが多く、女性向けの広告がやはり多いです。
また、まだまだ男性向けは主流ではないので、男性と女性で同じクリニックでも値段が違う場合もあります。
そして、文言がいろいろ【怪しい】というのは、昔から変わらない感じです。
ですのでそこは【割り切って】選びました。
さて、医療脱毛は簡単なものではなく、一度始めると長いものです。
(なので、最短系の広告は少なめで、最安価格売りのものが多いですよね)
それは、レーザー照射後は2-3ヶ月、レーザーを当てれないのが理由です。
ですので、広告で良く言われる最安のコースでも【半年~(3回コース)】となります。
よって【アクセス】が実はマストだったりします。
【値段】と思われると思いますが
それなりの値段を出すので、そうであれば通うことが大切です。
また、交通費もかかるので値段を重視する上でもアクセスは大切です。
私は都内に住んでいるので、男性向けの脱毛というと【渋谷】【新宿】【池袋】【銀座】【横浜】にクリニックを構える【ゴリラクリニック】が有名です。
しかし、ゴリラクリニックは痛みが強い【ショット式(熱破壊式)】が主で、価格も高いです。
(一応、痛みの少ない蓄熱式の機械も使用しています。)
また、超有名クリニックなので予約が取りにくい事でも知られています。
そこで、ヒゲ脱毛をしていた友人から進められたのが【ウルフクリニック】でした。
【ゴリラ】に対して【ウルフ(オオカミ)】という時点でもう胡散臭いですよね。
おまけに、ゴリラクリニックと同じような場所に店舗を構えています。
また、HPの作りもそっくりでした(※当時)
ウルフクリニック(現在はリンク切れで見れません)→ HP ※キャッシュです。
ゴリラクリニック → HP
【ウルフクリニック】のHPは、ゴリラクリニックを比較として上げているなど【明らかに意識】しています。
しかし【怪しさ】でみればどちらも同じようなものなので、上記理由の通り、そこは割り切ってました
(怪しいもののパクリって、余計怪しいだろというのはわかってますが)
次に【値段】を見比べました。
私は【全身+VIO】の脱毛がしたかったので、そちらで比較です。
全身+VIO 5回 ウルフクリニック → \336,000 (50%OFFキャンペーン \168000)
全身+VIO 5回 ゴリラクリニック → \464,800
使用機器の違い、50%が大きいのは置いておいて
【同じ仕組みの脱毛方法】でみると、ウルフクリニックの安さがわかると思います。
また、5回というのはあくまでも最小回数であって、毛をどこまで無くしたいのかによって回数の基準が違います。
【脱毛】でイメージする【無毛】のツルツル状態を目指す場合は【10回以上】というのがだいたいです。
(※ゴリラクリニックさんの公式でも書かれております。)
毛が生えるのが遅くなった、減ったという効果を感じるのが【3~5回】で
最小数での契約は、実際のところ【人気】の契約ではなく、価格を売りにした宣伝目的が主です。
よって、回数を追加で契約する、もしくはもっと多い回数を契約する必要があったので
【価格】は【ウルフクリニック】が良く、アクセス、脱毛方式(機械は別)に関しては同様
予約の取り安さ、キャンペーンなど優れている面が多いと判断し【ウルフクリニック】を選びました。
(後に振り返りますが、当然、機械に種類があり効果や結果に違いがあるのは理解しております。
これはあくまで当時の心境となります。)
トラブルの発覚
2023年4月19日 に 【LINE】にて下記のメッセージを受信しました。
患者様各位
いつも大変お世話になっております。ウルフクリニック xxxxxxxx 院でございます。
この度、急なお知らせでございますが、当院は一時的に休院をさせていただくこととなりました。
まず突然のご連絡となってしまったこと、大変申し訳ございません。こうなってしまった背景としましては、SNS等で当院に対してのご指摘や、お声により、クリニックでの現場での対応ができない状況となってしまいました。
現在現場の体制等を整えさせていただいているところではありますが、明日以降の運営目処が立たない為、このような運びとさせていただきました。
重ねてではございますが、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
明日以降の相談窓口として下記の番号をご用意させていただきましたので、こちらまでお問い合わせをいただきたく存じます。
問い合わせ窓口 03-5544-8760再開は5月中旬頃を予定しておりますが、細かい再開日、及びご予約につきましては、追って当LINEにてご案内をさせて頂きますので、ご連絡をお待ちいただけると幸いです。
実際に受信したLINEより
【SNS等で当院に対してのご指摘や、お声により、クリニックでの現場での対応ができない状況】
と、あったことから、ネットで炎上していると思ったので、すぐに【Twitter(現:X)】にて確認したところ、【2023年1月頃】からウルフクリニックに対しての疑惑や指摘の声が上がっているようでした。
正直、私がLINEの連絡を元に情報を見たときには【手遅れギリギリの段階】でした。
実際、このLINEの連絡で同じように動いた契約者の方は多かったらしく、自体はすごい勢いで悪い方に進みました。
クリニック側の対応
トラブルの発覚から、問い合わせ窓口として案内された電話番号に連絡を取りましたが
【現在、混み合っており・・・】といった自動音声や
営業時間内 (10:00 – 18:00 の間)に関わらず
【営業時間外のため、明日のご連絡をよろしくお願いいたします】といった自動音声のみの応答で
毎日、連絡をいたしましたが同様の形で繋がりませんでした。
2023年4月22日には、下記のメッセージを頂きました。
患者様各位
お世話になっております。
ウルフクリニック xxxxxxxx 院でございます。この度はお待たせしてしまい大変申し訳ございません。
先日一斉送信にてお送りした休院のご案内に対して
多数の患者様からお問い合わせをいただいており
大変恐縮ではございますが現在LINEでの対応は休止させていただいております。5月中旬頃の再開に向けて準備をしておりますので、目処が立ち次第すぐにご連絡をさせていただきます。
誠に勝手ではございますが、再開するまでのお日にちでご予約いただいたいる患者様につきましてはキャンセルさせていただきたく存じます。
もちろんコース消化にはなりません。お問合せ先の番号
03-5544-8760が大変つながりにくい状況でございますので、只今回線の増設手続きをしており、増設予定日としては4/27頃を予定しております。ご不便をおかけいたしますが何卒よろしくお願いいたします。
実際に受信したLINEより
このメッセージ以降、ウルフクリニック側からの連絡は一切なくなりました。
こちらからのLINEへの回答は、LINEでの対応をまだ行っていたと思われる期間(2023年4月19日~2023年4月22日)でも無く、その後の連絡に関しても【既読】すらつかない状態となりました。
よって回線増設も行われたのかは不明です。(増設後に新規の番号の通知がこないということはしていないのでしょう)
最終的に、指示の電話番号への連絡は6月まで行いましたが、6月10日頃に
自動音声が【料金未納】の際に流れる音声に変化し、電話対応自体を辞めたものと判断しました。
(※会社自体も2023年5月31日に破産手続きをしてました)
トラブルに対する対処
まずは、上記にも書いたように、指示の電話番号、クリニックの電話番号(他店を含め)に電話を毎日掛けながら、LINEのメッセージでも問い合わせを行いました。
最初の数日で、相手の反応がない、LINEの停止の連絡を受けてからは【消費生活センター】に相談を開始しました。
消費生活センター はニュースなどで、悪質商法とか製品事故の際に良く名前を聞くと思います。
ニュースを見ながら、自分はお世話になることはないだろうなと大体の人が思っているとは思いますが、こういうのって本当に唐突に起こるものですね。
政府の広報にもページが用意されているので参考程度にどうぞ
全国に拠点が置かれているので、近くにあるセンターに相談をしに行くことにしました。
電話相談もできますが、今回の場合は契約書の確認やクリニックの形態把握など対面が適していると判断しました。
センターに行き【脱毛のトラブルであること】を伝えると【ウルフクリニックですか?】と言われてしまいしました。
センターの方が把握されているは驚きでした。
おそらく、他の拠点や電話でも同じことをされている方が多いのだなと思いました。
【医療脱毛のトラブル】は最近増えているようで、ウルフクリニックの件も【メンズ専用】という部分では珍しいと思われたようですがあ~(察し)って感じでした。
相談員の方と【事の発生】【契約書の確認】【施術について】などを話し、今後の対応に関してはすべて【証拠を残す】べきとアドバイスを頂きました。
現状の証拠物となるものは、全てセンターに提出しました。
(LINEのやり取り、契約書、診察券、領収書)
また、他のセンターの問い合わせ事例から、担当の保健所への問い合わせも行いました。
脱毛行為には【医師法】や【医療法】が適用されており、医療脱毛ともなれば尚更です。
また、クリニックということは、医療機関として開院しているので、保健所や役所への届け出が必要となります。
よって、今回の騒動に対して、保健所がどのように動いているのか、クリニックがどのように動いていて、責任者である医師が再開に向けての届け出を出しているのかなどを確認し、状況を把握する必要があり、問い合わせを行いました。
簡単にまとめられているので参考に掲載しておきます。
→ 医療脱毛とエステ脱毛の違いについて
結果として、わかってきたのは
1. 経営元は【株式会社TBI】であり、医療法人ではない
→ 株式会社が医療行為を行うのは医療法違反となります。よくよく思えば病院って【xx法人】【xx会】とかですよね。
2. 一部クリニックでは営業許可が降りていない状態で施術を行っていた
→ 池袋院は営業許可1か月前から営業、新宿院、名古屋栄院は保健所に営業許可届け出を提出していなかった。(すべて違法営業)
3. 一部クリニックは3月31日付けで閉院済み。池袋院のみ保健所に廃止届けを提出していない
→ 廃止届けは、廃止決定から10日以内の提出が定められている。よって、池袋院はクリニック側は閉院と言っているが、事実上は休院。
4. 契約はクリニックとではなく、管理している医師との契約
上記の発覚した情報から【クリニック】と【契約した医師】の両者に【契約解除通知書】を送付しました。
通知書とはなにか?という方はこちらを参照してください
→ 通知書とはなにか
クリーングオフというと、契約の際に解除期間というものが定められているもので、意外と短い期間と思いがちですが
コース(回数)で組む治療は、コースの途中でも解約できるのが現在の法律で定められています。
回数制プランの契約は、1ヶ月以上を超えるプランになりますので
契約日から8日以内と一般的に知られているクーリングオフ制度ですが、こちらも対象となります。
(※月額制のプランの場合は対象外)
また、契約金が30万程度になる医療脱毛は、契約金が5万円以上であるというクーリングオフ制度の対象にも該当します。
ただ、クリニックによっては契約書面の中に、これらを【お客様都合による中途解約】と設定している場合があり、もし仮にクリニック側が契約解除・返金に応じても、中途解約金を引かれた額になる場合が大半です。
しかし、今回に関しては【クリニック都合】によるものなので、全額返金 もしくは 残り施術分の返金を要望として提示しました。
作成した通知書は、1回目は【簡易書留】にて送付し、2回目は【特定記録郵便】にて送付しました。
結果として、通知書に対する返答はありませんでした。
消費生活センターというのは、難しいもので、こういったトラブルに対してアドバイスはしてくれますが、実際に実力行使をしてくれるものではありません。
なので、裁判を起こしてくれたり、クリニックに行ったり、責任者に問い詰めてくれたりなどはしてくれません。
あくまでも”相談センター”ということですね。
ですので結局のところは、自分で動いて、自分で解決するしかないわけです。
今回は、通知書の送付、弁護士の紹介、保健所に確認をする方法を教えていただきました。
結果として、相手方が一切応じないという形になりましたので、もう裁判をするしか解決の方法はないですねということで、センター様とのやり取りは終了しました。
もし、裁判を起こす場合は、書類の用意などは協力してくれる様子でした。
ただ、裁判は現実的はありません。
これは、ほとんどの方が想像がつくとは思いますが、裁判は何かとお金がかかります。
正直、裁判費用に対して、返金を求めている20万程度のお金は安いもんで、裁判を起こした時点で赤字みたいなもんです。(運良く全額が帰ってきても)
ですので、私のトラブル対応もここで一旦決着という感じになりました。
こういったトラブルではあるあるですが【泣き寝入りしかない】という状態になりました。
そんな中、まだ、なにかできることはないかとインターネットを探っていると
ウルフクリニックの診察券と契約書があれば、無料で残り回数の施術を行うといったクリニックをいくつか見つけましたが、消費生活センターと対応を続けている間で受付が終わっているものばかりでした。
また、一部クリニックはレーザーではなく、光脱毛というエステレベルまで落ちているものもあり
救済とはいってもビジネスであって、この炎上に便乗して新規顧客獲得を狙っている面が多いなと感じました。
そんな中、自分が間に合うものがありました。
「ウルフクリニック」で被害にあわれている方へ! 弁護士と美容クリニックが全力で救済します!
これは、なんの宣伝も案件もないのですが、あのCMで有名なアディーレがウルフクリニックの件に対して対応を行っていることを発見しました。
条件もかなり良いものでした。
救済内容
【ウルフクリニックで被害にあわれている方へ】アディーレ法律事務所
対象者となる方:ウルフクリニックの契約者で未消化分の施術があり、返金を求める方
提供内容 1
返金に向けたアドバイス、返金手続の代理、ウルフクリニック・運営会社・管理医師等への責任追及手続の代理(刑事告訴・加害者の破産申立含む)、その他本件に関する一切の法的手続の相談(状況に応じます)
提供費用 1
回収できた金額の10%(税込)(相談費用無料、裁判手続費用無料、回収できなかった場合も無料)
提供内容 2
ウルフクリニックでの未消化分の施術
提供費用 2
1施術につき100円(税込)
別のクリニックでの施術も付いて、裁判もやってくれるというもので、自分が次に進むべき対応がこれで決まりました。
すぐに連絡をし、弁護士と面談と行いました。
残念ながら、被害者が多く、受け入れ先クリニックでの施術は定員に達したということで
すべての提供を受けることはできませんでしたが、裁判の実施、そしてそれを委任する事でまとまりました。
(尚、2023年8月4日をもってこちらの受付も終了しておりますので、ご注意ください)
実際、ウルフクリニックはどうだったのか
施術、通院中のクリニック側の対応には、不満はありませんでした。
むしろ、通っていて楽しいくらいで、次回が2ヶ月後というのが悲しいと感じたくらいです。
基本的にLINEでのやり取りでしたが、どんな質問にも割りと早いタイミングで返答をいただけて
施術後の対応に関しても困ったことはありませんでした。
だからこそ、この事件は衝撃的でした。
ただ、安くてこれだけサービスがいいのには、そりゃ、裏があるよなという事は判明してからは納得しています。
ただ、本当のことを言えば、残り回数も消化するまで通いたかったです。
トラブルになってからは、いろいろ法律的に問題があるとか、機械が正規品ではないからとんでもない肌トラブルになっていた可能性があるとわかりましたが
今回のように大きく燃えず、問題がネット上で指摘されながらも開院していたなら、普通に通っていたと思います。
それくらい、トラブルを感じさせるようなものではなかったので。
今思うと、言われてみればと思った点(反省)
さて、消費者トラブルというと、これは必ずといってもいいほど語られるお話です。
今思うとおかしいなという部分は3点あります。
1.領収証が発行されなかった
ウルフクリニックは契約時の支払いで現金を選択する場合は
その場で一括で払うか、頭金(契約金の10%)を払って初回施術分に残り分を払うかを選びます。
ここで、困るのはカウンセリングは基本契約の話になるのですが、その際に持ち物として言われるのは
身分証明書だけという点です。
要は、現金を考えている場合は後者の頭金を収めるパターンになります。
この場合、頭金の領収証と残金支払いの領収証が発行されるはずですが、頭金の領収書のみでした。
2.契約書記載の連絡先がGmailだった
ウルフクリニックは、いろいろな部分でコストカットをしているからやすいと売り文句をHPでアピールしてました。
クリニックとしてドメインを取得しないというのはコストカットの一部?と考えていたところがありました。
これは、自身のITに対する知識が邪魔をした部分もあったかもしれません。
3.キャンペーン規定を満たしてないのに割引が適用された
ウルフクリニックは施術料金を50%OFFにする条件として、施術モニターに参加することを記載していました。
よって、施術前と施術経過と施術後の施術箇所の写真撮影許可に同意する必要がありました。
正直、この50%OFFの売り方自体が、やってはいけない事のようですが
(と入っても、世の中の脱毛系の広告はだいたい割引を売りにしてる)
写真撮影に対する説明は一切なく、撮影をされることもありませんでした。
こちらとしては、割引されるならそれでいいやくらいの感じでしたが。
4.そもそも、費用の割引を誇張したり、ビフォーアフターを写真だけで掲載するのは違反である
これ、日常に良くある広告なので正直びっくりでした。
これは違反だと感じて見ている人はほぼ居ないと思いますが、実は、日常に見ている広告は違反だらけだったりするのかもですね。
厚生労働省のページにてよく書いてありますのでご覧になってみては?
結構、身近に遭遇する広告なのでびっくりされると思います。
現状(最終更新日:2024年8月)
現在は、アディーレ法律事務所様の協力のもと、裁判で争うことに致しました。
とはいっても、委任契約を交わしているので、私は結果を待つのみになっています。
条件もかなりよく、着手金・相談無料で勝訴した場合にはその返金額の10%を弁護士に報酬として払うだけで、返金がなければそこで契約終了で弁護士等への支払いは無しという条件です。
消費者相談センターも、もう裁判をするしかないという結論になっていましたので、トラブル対応としては最終手段の段階まで来たということです。
私もやるべきことは全てやっているのでこれで返金がなくても後悔はないです。
高い勉強代だったというくらいの認識となっています。
そもそも、こういった行為自体、自己責任の世界でもあり、嗜好品を買うのと同じように自己満足の世界です。
この業界が怪しいということ、HPから怪しい、怪しいけど安く試せるならと契約をしていたので
このようなことになるのも、多少ですが覚悟していた部分はありましたので・・・・
なので、そこまで怒りに対する温度は高くありません。
そりゃ、トラブルになったときは焦ったのは多少はありましたけども・・・・・笑
今は、ちゃんと支払いに応じて返金されるのを待つのみです。
クリニックがやっている行為自体は最低で、社会に批判されるべき行為である事は間違いないです。
ですので、後始末はしっかりとやっていただきたいものです。
>2023年9月追記<
2023年9月8日(金)に、特定商取引法上の役務提供者である、ウルフクリニックの医師を被告とした施術料全額返金を求める訴訟を起訴致しました。
訴訟提起から2週間~1ヶ月を目処に第1回目の裁判の日時調整連絡を裁判所から頂く予定です。
裁判は複数回行われるもので、期日がその度設定されるので、1年以上の期間を要する場合があるようです。
尚、記載の通り裁判対応はすべて弁護士に委任しております。
今後も進展があり次第追記していきます。
>2023年12月追記<
弁護士に委任した後に進展がありました。
訴訟提起から2週間~1ヶ月を目処にとの事でしたが、どうやら相手との予定がつかないとのことで調整に手こずっているようです。
まぁ、相手からすればこのまま逃げ切りたいというのは本心なのはわかりますが。
現時点では、1月の下旬に第二陣の第1回目(全体の裁判としては2回目)の裁判が実施される予定となっております。
先にも書いておりますが、裁判は複数回行われますのでまだまだ長くなりそうです。
>2024年1月5日追記<
年が明けて1月5日に、委任先である【アディーレ法律事務所】より連絡をいただきました。
アディーレ法律事務所でございます。
アディーレ法律事務所より
ご依頼いただいておりますウルフクリニックについてご連絡です。
今後、相手方と和解になり、返金が行われる際に、お客様がウルフクリニックに対して、実際に費用をお支払いしたエビデンス資料が必要となります。
そのため、大変お手数ではございますが、こちらの添付するURLへのご回答及び、費用お支払いの資料の送付をお願い致します。
【ウルフクリニック 資料送付フォーム】
ーフォームURLー
【返信期限】
2024/01/09(火)
※こちら期限までにご返答をお願い致します。
ご不明な点がございましたら、フリーコール0120-406-841までご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
まずは、期日通りに裁判が行われることを待ちたいと思います。
>2024年1月24日追記<
【アディーレ法律事務所】様より、裁判期日の対応を行った旨の連絡を頂きました。
こちらは詳細の記載は控えさせていただきますが、裁判は続行予定で、次回期日は3月の予定です。
>2024年3月18日追記<
【アディーレ法律事務所】様より、裁判期日の対応を行った旨の連絡を頂きました。
詳細は控えさせていただきますが、被告の代理人変更に伴い、時期代理人の意見聴取が必要となり
反論は次回に実施することになりました。
次回期日は5月の予定でまだまだ継続して裁判が実施される運びとなりました。
>2024年5月10日追記<
【アディーレ法律事務所】様より、裁判期日の対応を行った旨の連絡を頂きました。
今回の裁判では、被告の代理人が辞任した事に伴い、これまでの経緯を新たな代理弁護士に説明
新たな代理弁護士はこれまでの手続きの内容確認と期日調書閲覧を行い、次回期日までに反論の準備書面作成を行うこととなりました。
次回期日は6月中旬予定となりました。
今回も裁判は継続して実施される運びとなりました。
>2024年6月17日追記<
【アディーレ法律事務所】様より、裁判期日の対応を行った旨の連絡を頂きました。
被告人の代理人変更に伴い、反論の準備書面作成を前回行う運びとなりましたが
被告人等は6月13日の夜にその書類を送付したとの事。
しかし、アディーレ法律事務所側にその書類は届いておらず、裁判官より1週間後に再度期日を設定することとなり、今回は裁判に進展はありませんでした。
次回の裁判は6月24日となります。
>2024年6月24日追記<
【アディーレ法律事務所】様より、裁判期日の対応を行った旨の連絡をいただきました。
東京地裁にて行われている、他の事件もこの事件と合併する予定となりました。
原告・被告双方とも、個別に事情を主張することなく進めることを前提に確認を行い
前回の送付した旨を伝えていた被告の準備書類に対する反論の書面を作成する事
被告は、クーリングオフに関する反論書面作成し、それぞれ提出するものと決定しました。
次回は、8月に裁判を予定しております。
この時期の、ニュースまとめにも貼っているNNNの動画が、東京地裁の内容なので、最初に訴えを起こしたところと合併するということなのでしょう。
早いもので1年が経ってしまいました。裁判は2-3年かかるとは聞いておりましたが本当なのですね。
>2024年8月20日追記<
【アディーレ法律事務所】様より、裁判期日の対応を行った旨の連絡を頂きました。
裁判官より、契約締結の手続きについて、被告人本人が自ら行っていたものではなく、事務の者が行っていたため、被告本人に効果帰属するためには、代理権なりが必要とされるのではないかという点に関して、主張の補填が必要と判断されました。
よって、次回の期日までに補充書面を作成し、原告と被告双方からそれぞれの反論の準備をする事となりました。裁判は継続で次回は10月の上旬を予定しております。
アディーレ法律事務所より
確かに契約時は事務の方が担当をしており、契約書に名前のある医師本人と契約を進めたわけではありませんでした。(席にもいませんでした)
ただ、代理人(今回でいう事務の人間)が行ったことは本人に帰属するため、代理人が行った行為は本人が行ったものとなるのが通常です。
ただ、契約に関する民法の視点でいえば、裁判官の指摘の通り【代理権】があるのかないのか?というところになります。
基本的には、本人から代理人に代理権が与えられていたのか?というところが論点になるとは思いますが、この医師は他の病院とも掛け持ちをしていて(ウルフクリニックは名義貸しという噂もある)
自身が契約締結をできないタイミングも多かったはずですし(医療法違反で、医師不在で施術をしている事も多かったとか)、カウンセラーという役で事務の人間がそのまま契約完了まで案内するという時点で代理権が与えていたのは当然と考えられます。
このニュアンスだと、自分はその場で契約をしていたわけではなく、事務の人間が勝手にやっていた事で自分はしらないとでも主張しているのでしょうか….?
ただ、ネット上では事務(看護師)とのLINE WORKSのやり取りで自分は法律を犯している事を認めていて、その上で責任を取ること(全部被せていい)と言っているものも流出しています。
どこまでが裁判の証拠とされるのかは専門家ではないので難しいところとなりますが、当然、代理権は与えられていたと考えられるので、主張としてはこちらが優勢のように思えますね。
また、進捗があり次第追記していきます。
ウルフクリニックに関するニュース(一部)
最後にウルフクリニック関連のニュースをおいておきます。
もしかしたら、見つけ次第更新していくかもしれないです。
「ウルフクリニック」で被害にあわれている方へ! 弁護士と美容クリニックが全力で救済します!( PR TIMES : アディーレ法律事務所 2023年4月25日)
医療脱毛クリニックである「ウルフクリニック」が突如として全院を閉院し、現在SNSで800人以上の方が被害を訴えられています。連絡も取れず、施術が受けられないばかりか、返金にも応じてもらえない状況が続いているようです。本日、テレビ朝日によるメディア報道もなされています。
PRTIMES : アディーレ法律事務所 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000004491.html
「安すぎて怪しいって?」PRの脱毛クリニックが一斉休業でトラブル 返金求めるも連絡取れず 被害者は集団訴訟へ (ABCニュース 2023年6月13日)
近年、利用者が急増する医療脱毛クリニックを巡り、トラブルが相次いでいます。大阪や東京などに展開するクリニックが、前ぶれもなく突然休業し、患者への返金をしないまま破産手続きの準備を進めていることが分かりました。被害者らは近く集団訴訟を起こす予定です。
派手なイラストと目を引くキャッチコピーを掲げる男性専門の医療脱毛「ウルフクリニック」。東京や大阪など4都市に店舗を構えていましたが、今年4月に突然、一斉に休業する事態に。さらに、5月31日までに業務の一切を停止するとともに、破産手続き開始の申し立てを行う予定となりました。
ABCニュース https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_20128.html
(株)TBI 900人以上の顧客と返金トラブルになっている (東京商工リサーチ 2023年6月19日)
(株)TBI(東京都港区)は5月31日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。
負債は現在調査中。「ウルフクリニック」の名称で東京、神奈川、愛知、大阪に5店舗を展開していた男性専門の医療脱毛クリニックの経営に関与していた。クリニックは2022年のオープン以降、格安の医療脱毛クリニックとして新規参入ながら急速に知名度をあげていた。
東京商工リサーチ https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/detail/1197734_1521.html
しかし、新規店舗の開店などの先行投資費用が嵩んでいたうえ、同業他社との競合もあって業況は厳しく、顧客からの前受金に頼った資金繰りに陥っていた。
破産準備の「ウルフクリニック」、膨らむ負債と被害者数 (東京商工リサーチ 2023年6月19日)
医療脱毛の「ウルフクリニック」の運営に関与していた(株)TBI(TSR企業コード:138345503、港区)が、破産手続きを弁護士に一任した。
ウルフクリニックは、男性専門の医療脱毛クリニックを東京、神奈川、愛知、大阪で展開。2022年の開業当初から、口コミと引き換えの割引などで急速に知名度をあげていた。しかし、クリニック開業の投資負担などが重く、資金繰りは新規契約の顧客からの入金で繋ぐ逼迫した状態が続いていた。こうしたなか、2023年4月に突然クリニックを休業。5月中旬頃に再開予定としていたが、営業が再開されることはなかった。この間、未施術分の返金を求める客との間で返金トラブルが相次いでいた。
東京商工リサーチ https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1197741_1527.html
ウルフクリニックの被害者救済へ、集団訴訟を提起しました (PR TIMES : アディーレ法律事務所 2023年7月19日)
2023年4月、男性医療脱毛専門「ウルフクリニック」が突然営業を停止したことを受けて、アディーレ法律事務所(東京都豊島区、代表弁護士・鈴木淳巳、以下「アディーレ」*)は、被害に遭われた方々を救済するため、4月26日に相談窓口を設置しました。
早期の実態把握に努めた結果、被害者は全員男性、顧客年齢層は20代が最多、次いで30代が多くなっていること、現時点でアディーレにて把握出来ている被害者とウルフクリニックとの契約金総額は約1億4000万円に上ることが分かりました。
そこで、アディーレは、本日7月19日、東京、大阪、さいたま地方裁判所において、第1陣の集団訴訟提起を行いました。第1陣訴訟では、原告110名から被告医師5名に対し、総額21,952,500円の請求を行います。
PR TIMES : アディーレ法律事務所 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000004491.html
メンズ医療脱毛クリニック “営業停止” 利用者が返金求め提訴 (NHK 2023年7月19日)
19日、訴えを起こしたのは東京の渋谷や池袋、それに関西などで展開していた男性向け医療脱毛クリニック「ウルフクリニック」を利用していた男性合わせて110人で、クリニック側に対し支払い済みの代金を返還するよう求めています。
弁護士によりますと、各地にある店舗はことし4月に営業を停止しサービスが受けられない状態になっていて、なかには1回もサービスを受けていない人もいるということです。
これまでに20代や30代を中心に700件以上の相談が寄せられ、契約代金の平均は21万円だとしています。
NHK 2023年7月19日 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230719/k10014135491000.html
ウルフクリニックの被害者救済へ、集団訴訟を提起しました (ORICON NEWS 2023年7月20日)
ウルフクリニックは、営業停止した4月の時点では、被害者に対して5月中旬以降に営業再開予定と連絡していましたが、再開されることのないまま現在に至っております。
ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/pressrelease/1592038/
そこで、アディーレは、本日7月19日、東京、大阪、さいたま地方裁判所において、第1陣の集団訴訟提起を行いました。第1陣訴訟では、原告110名から被告医師5名に対し、総額21,952,500円の請求を行います。
【集団提訴】「メンズ医療脱毛」専門クリニック突然閉院…施術受けられず治療費返金求め (日テレNEWS)
(株)TBI 負債総額4億413万円 (東京商工リサーチ)
大体、1人あたり30万円くらいありそうですね。
全身プランの全額くらいの料金で、ニュースで報道の被害者の平均被害額と同じくらいです。
(株)TBI(東京都港区)は9月6日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には山内宏光弁護士(奥・片山・佐藤法律事務所、千代田区霞が関3-2-6、電話03-6550-8121)が選任された。
負債総額は債権者1317名に対して4億413万円。
東京商工リサーチ https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/detail/1197981_1521.html
一般消費者1000名超に影響、脱毛サロン「ウルフクリニック」経営関与のTBIが破産 (Yahooニュース)
(株)TBI(TDB企業コード:554057971、資本金500万円、東京都港区東麻布1-9-11、代表澤田大樹氏)は、8月25日に東京地裁へ自己破産を申請し、9月6日に破産手続き開始決定を受けた。
2022年末頃に開設した新宿院において、開設から10日以内に保健所に開設届を提出することができず、保健所より立ち入り調査を行われる事態となっていた。
今年3月頃にはクレジット会社などからの売掛金の入金がストップしたことで資金がショートし、5月31日までに事業を停止していた。 負債は債権者約1300名に対し約4億円。
Yahooニュース (帝国データバンク) https://news.yahoo.co.jp/articles/64d04370dcf5e667b3582e99a83537d90c0dcd1e
株式会社TBI 一般消費者1000名超に影響破産手続き開始決定受ける (帝国データバンク)
「東京」 (株)TBI(資本金500万円、港区東麻布1-9-11、代表澤田大樹氏)は、8月25日に東京地裁へ自己破産を申請し、9月6日に破産手続き開始決定を受けた。
2022年末頃に開設した新宿院において、当社と業務委託契約を締結し、新宿院を開設予定であった医師が辞退したことで、開設から10日以内に保健所に開設届を提出することができず、保健所より立ち入り調査を行われる事態となっていた。この件をきっかけにSNSで「ウルフクリニック」がいわゆる炎上し、新規患者が減少するとともに、既存患者からの解約が殺到したことで資金繰りが悪化。今年3月頃にはクレジット会社などからの売掛金の入金がストップしたことで資金がショートし、5月31日までに事業を停止していた。
負債は債権者約1300名に対し約4億円。
帝国データバンク https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4998.html